
表題のとおり、我が家では第一子の小学校受験の準備を進めています。
小学校受験ネタは、今後ブログでも書きたいと思いますが、まずインターナショナルプリスクールから小学校受験をしてみようと思った理由です。
日本語の単語が出なくなる
インタープリに通いもうすぐ3年が経とうとしています。
最初の頃は子どもが英語を話せるようになってきて、親子ともに世界が広がってとても喜んでいたのですが、通い始めて半年後くらいに変化に気づきました。
簡単な日本語が出てこないんです…
日本語は話せる状態で入ったものの、とはいえ幼児。日本語を話しはじめて2-3年。家で話していても日常会話であまり使わない言葉は忘れていくんですね。例えば、かべ/ゆか/ばんごはんetc…
これは幼児だから知らないだけ?(いや少し前はわかっていたはずだけど…)
それとも日本語を忘れたのか?
少し心配になりました。
また、単語はわかっていても例文としてうまく使えないんですよね。
年長になる少し前
「あの人、こども何人飼ってるの?(※何人お子さんがいるか)」
「犬、持ちたいな~(※犬、飼いたい)」
こういった発言をしていたのでちょっと危機感を覚えました。
幼児は間違えながら言語を習得していくと思います。今はまだ間違えても大丈夫だけれど、この先大きくなってもこれが続いたら…。
・この先英語圏に住むことは現状で予定していない
・国籍は日本、外見もアジア人
→そんなわが子が”正しい日本語を使えない”のは、英語ができないよりも遥かにヤバいと思いました。
もちろん、インターにずっと行っても日本語がよくできるお子さんも、家庭で充分フォローできる方もたくさんいらっしゃると思います。そういう方は全く問題ない!
あくまで我が家の場合。
それが難しそうだった。(私としては、毎週図書館から絵本を数十冊借りてきて読み聞かせたり、童謡を歌って聞かせたり、日本語に触れる機会もしっかりと与えていたつもりでした)
なので、まず日本語の学校に行ってもらおう!と思ったのがそもそもの小学校受験を検討することになったキッカケです。
日本語を使いこなすのは、圧倒的に難しい
少し前まで、「小さいときからインターに通い、家では日本語で会話していれば両方問題なく操れるようになるだろう」と思っていました。
ヨーロッパ在住の知人・親戚がおり彼らは問題なく3-4か国語流暢にしゃべります。だから日本語と英語も問題ないはずと思っていました。ただ、ヨーロッパ圏の言葉はもれなくアルファベットを使用し、単語も英語と似たものがいくつもあるんです。
一方、日本語はどうでしょうか?
こんなデータを見つけました。

※出展 世界一難しい言語が日本語?【アメリカ合衆国国務省公式認定】/英語のクスリ
日本語は、英語話者にとってもっとも習得に時間がかかる言語だということを米国国務省が発信しています。
やはりカテゴリ4(習得に最も時間を要する言語群)はどの言語もアルファベットではなくオリジナルの文字を使用します。
日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字、かつ敬語にも種類があります。
私達は、普通に日本語を使っているのでなかなか気づきませんが、世界的に見てもかなり高度な言語を使いこなしているんです!
日本語が喋れる ≠ 日本語を使いこなす
子どもに「英語を流暢に喋れるようになってほしい!」そんな思いを多くの方が持っていると思います。
もちろん私もです!でも、この投稿を読むような皆さんは大前提として子どもには
「日本語を使いこなしてほしい。」という思いがあるのではないかと思います。
私もその一人です。ただ、多様な文字を使いこなす日本語のほうが、学習に時間がかかりそう。。。よって、義務教育は日本の学校に通ってほしいと思うようになりました。
繰り返しますが、問題なくできるお子さんもたくさんいらっしゃると思います。が、我が家は不安がありました。
進路はどうなるか?不確定要素が多い
文科省認定の小学校卒業の資格はインターナショナルスクールの小学校を卒業しても得ることができません。中学、高校も同様。(※一条校という一部のインターであれば資格を得られることも)
これはつまり、インターに行く=日本の教育に戻りづらい
を意味します。言語的な壁というか制度的な壁です。
そのため、中学で日本の学校に行きたい!と思ったら、
・籍は公立小において、長期休みだけ地元の公立小に通って卒業する。(※校長、行政の理解、子ども本人の柔軟性等が必須)
・小学校の間(中学受験前)に公立に転校しておく
などの作戦が必要です。
国立中以外の一部の私立中は、インター出身者でも受け入れてくれる、との情報もありました。例えば広尾学園のインターナショナルコースは、毎年インター出身者が何名も進学しているそうです。
高校以降の進路については私も詳しくないのですが、高卒資格がない=大検をとる、もしくは海外大or早稲田の国教など海外の高校の卒業資格でうけられる日本の大学、もしくはバカロレア入試でIB認定校(こちらは最近増えてきています)となります。
必ずしも夫と私は、「将来ぜひ海外の学校に子を送りだしたい!」と思っているわけではないし、まだ未就学児。子どもが将来どうなっていくか見当もつきません。
今後、子ども自ら「海外で学びたい」そう行って来たら、例えば
中高で留学したり、大学の学部で留学したり。色んな道があると思います。
なので、我が家では一旦日本の学校に行ってみよう、という話になりました。
かつ、割愛しますが学費的な話もありますし。
英語時間数の多い私立小、という選択
とはいえ、これまでやってきた英語が日本の学校に行ったことで無駄になっては勿体ないとはもちろん思っています。
それゆえ、今は英語に力を入れている私立小 を中心に小学校受験を考えています。
結果どうなるかはまだわかりませんが、インターでは触れることのない
日本の童謡・四季・昔話・ゲーム(行動観察)など小学校受験の教室では学んだことは、子どもにとってとても有意義な時間だと感じています。
多分教室に入らなければ、
桃太郎や浦島太郎の、歌もお話も、どーんじゃんけんぽんも、きっと知らずに大きくなったんだな、と考えると結果はどうであれ身になっている、と思っています(そう思いたい・・・!!)
ただ、せっかく幼少期に頑張った英語も忘れないでほしい。もちろん英語時間の多い私立小に行くだけで現状維持は厳しいと思うので、それは小学校が決まってから、今後考えていきたいです!
それぞれの正解がある
色々と書きましたが、プリスクールのお友達はそのままインターの小学校に通われる方も多いです。
そのままずっとインターでという方も、公立小学校に籍を置きながら長期休みだけ公立小に通学する方や、数年で公立小に転校して中学受験に備える!という方も。
各家庭、それぞれの考え・ご判断があるのだと思います。
お友達は、ママは私立小の受験を検討していたのにお子さんが「絶対インターがいい!」と決めてそのままあがった子も。
また、有名インターの入学資格を保持したまま小学校受験に向けて頑張っている子も。
我が家も、色々と書きましたがこれは現時点で考えていることですし、子どもの意思や環境によって今後変化することも十分に考えられます!
また何か心境の変化がありましたら、投稿します。
長文を読んでいただき、ありがとうございました!
コメント
インターに通学させ続けることの問題点がまとまっていて非常に読みやすかったです!
特にお子さんの日本語能力は個人差が大きいんだなということが伝わりました。
働きながら読み聞かせや童謡を欠かさないという大変な努力をされていて凄いなと思います。
親の考え方の柔軟さにも感心しました。
かなこさま コメントいただきありがとうございます!とてもうれしく、励みになります。これからも発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。