
お絵描きは勉強のように進路に関係したりするものではありません。
好きな子は好き、嫌いな子は嫌い。それで全然良いと思います。
ただ、こと小学校受験をする場合、いくつかの学校では絵画の試験が課されます。目的は子どもの「独創性」を見るため、「家庭の様子」を見るため、「手先の巧緻性」を見るためetc・・・いろいろあると思います。そこではじめて「お絵描き!?え、全然かけない!」と焦る方もいらっしゃるとか。
うちの子は特に意識していたわけではないのですが、絵をほめていただくことがとても多いです。ので、何がよかったのか振り返りも含めて書いていきたいと思います。
運筆、塗り絵
通っているプリスクールでは、好きなだけ塗り絵をやっていい自由時間がありました。
それで3歳の頃から毎週すごい量の塗り絵をやっていました。始めた頃はぜんぜん綺麗に塗れておらず、あらまぁという感じだったのですが初めて数カ月で色ははみ出さず、かつグラデーションをきかせられるほど上手になっていました。
これにはとても驚いてたくさんほめました!ほめるとうれしくてどんどんやる、のループです。
同時期、年少にあがったタイミングで運筆もたくさんやったようです。これにより塗るときの手指の力の入れ加減がよくわかったようで、さらに塗り絵も上達しました。
絵具
4歳頃から、よく絵具遊びもさせていました。正直家で絵具遊びをやらせるのはかなり面倒くさいですよね。ただ、シュタイナー教育の本で絵具がいかに子どもにとって楽しい体験か・心を解きほぐすかを読んで、これはぜひやってみよう!と思ってトライしていました。
絵具遊びは、子どもには何も教える必要はない。絵具の色が混ざり合って他の色になる感覚、水の上でたらしたらじんわりと広がるその感覚、それこそが子どもにとって喜びでとても体験になる といったようなことが前述のシュタイナー本に書いてありました。確かに、うちの子もとても熱中して絵具でお絵描きをしていました。
シュタイナー教育についてはここらへんの本を読みました。
下の方が漫画で読みやすくてオススメです。
よくモンテッソーリと比べられますが全然違います!シュタイナーを全部取り入れるのは我が家では難しかったのですが、少しづつエッセンスは日々の子育てに生かしました。
なんでも作っていいアトリエ
バルコニーの一部を子どもアトリエにして、そこで絵具あそびや段ボールでおうちづくり、工作などさせていました。外だと汚れてもイライラしないし、子どもが好きに創作活動できる場所として自由に使わせていました。
便利アイテム
お絵描きが上手になった(というよりさらに好きになったアイテムです)
これすごいんです!いくつもあるコーディネートのシートを選びマシンにセットすると光ってうまくなぞれるアイテムです。なぞるだけなので、誰でもかわいい女の子が書けてしまう!
6歳~ですが、うちは4歳後半から使っていたと思います。
まずこういうアイテムを使って、うつして顔の描き方(どこに目があって鼻があって口があって・・)や体の描き方を学ぶのもとってもいいと思います。そのうちうつさなくても隣にシートを置くだけでまねっこして上手にかけるようになります。そうすればこっちのもの!模写上手な子になれてます。
おしゃれノートシリーズは着せ替えシール遊び&塗り絵です。まずこの着せ替えシールはめちゃくちゃかわいくて親もテンション上がって一緒にやってました。特にリズリサは昔はやったリズリサの服が本当に出てくるので楽しくて・・・!塗り絵も細かくアイテムも豊富で、巧緻性や観察力があがったと思います。
女の子向けアイテムばかりですみません。男の子だったらこんなのよさそうですね。
特徴を一緒に見つける
例えば初めての動物を描くときなど、必ず図鑑を引っ張りだして一緒に見て描きました。
チーターとひょう、ジャガーは絶妙に模様が違います。大人でも知らないですよね?
でもそういったちょっとした特徴をかき分けることで、いわゆる上手な絵になっていくんだと思います。
我が家は図鑑はMOVE派です。DVDも面白くて、空き時間によく見ています。
とにかくほめる、飾る
これは定番で言われることですが、どんな絵をかいても褒める!特別うまい絵は飾る!
例えばそんなにうまいと言えない絵でも、「ここは恐竜の怖い雰囲気が伝わってくる!よくかけてるね!」「とってもおしゃれなスカートだね!」などなど。ほめるところは必ずあります。
そして自宅に飾る。我が家は祖父母の家でも額に入れて飾ってもらっています。
まとめ とにかく褒めて
以上が我が家でお絵描きが好きになるためにやってきたことでした。やっぱり幼児はなんでも”ほめられる”ことがモチベーションになります。いろんな場所で絵を描くたびに褒められると「もっと描きたい!」の良いループにはまって、どんどん好きになるようです。
とはいえ受験的に言うとまだまだ課題はあります。ただ、子どもが熱中できる好きなことを一つでも作れたのは本当に親としてハッピーだなあ、という気持ちです。