NPO法人サービスグラント主催の「積極的な育休のススメ」イベントに2019年秋、参加してきました。とても勉強になったので記事にしました!
※2021年7月リライト
目次
- 「積極的な育休のススメ」イベントとは?
- 育休中の時間を3分割して考える
- ー①回復期
- ー②リハビリ期
- ー③復職準備期
- バイタリティママンとの出会い
- 今後のキャリアについて久々に考えてみた
「積極的な育休のススメ」イベントとは?
産休・育休期間は、生まれてくるお子さんをケアする時期であると同時に、出産による体と心のダメージをしっかり回復させた上で、復職に向けて準備をするための貴重な時間です。産休・育休中の過ごし方は、復職後の働き方に大きな影響を及ぼします。本イベントでは、働く女性の妊娠〜復職までを支援する3団体、一般社団法人ドゥーラ協会・認定NPO法人マドレボニータ・認定NPO法人サービスグラントが協働し、復職を見据えた『積極的な育休活用のススメ』をテーマに開催します。(公式サイトより引用)
二人目育休中の私は、ベビがいい子すぎて絶賛暇を持て余しているので、今後のキャリアプランを考える意味で参加してきました!
(写真とってくればよかった&まさかの配布されたプリント忘れてきてしまったので、私のあいまいな記憶から印象に残った箇所を重点的に書きます。)
育休中の時間を3分割して考える
育休中の時間を、①回復期②リハビリ期③復職準備期 と分けてそれぞれに特化した団体がワークショップを行いました。女性の体、メンダルが大きく変わりやすい時期だからこそ、それぞれの時期に合わせてケアしていくことが産後の女性の体調やメンタル、ひいては復帰後の生活に大きな影響を及ぼすという内容でした。
ー①回復期

”外からは見えないけれど、産後の女性は交通事故級のケガをしている状態。子宮から胎盤がはがれたことにより、そこから出血が続く。子宮は収縮がしっかりと収縮して元の位置に戻るためにも、また産後の疲れをとるためにも6週~8週はしっかりと休息をとるべき。産後に無理すると、その後ずっとひきづることもある。(これは実体験&周りをみていてとても感じます)
ホルモンバランスも大きく乱れ、頻回授乳や慣れない育児で寝不足が続き多くの方が憂鬱な気分になる。体力的な問題に加え、精神的に辛くなるのもこの時期の特徴。料理、洗濯、掃除などの家事は、だれかほかの方に頼むべき。”
というような産後の女性の体調、メンタルについて改めて知ることができました。
⇒まずは、しっかりと休み体も心もケアすることが大切。
こちらのパートはドゥーラ協会がスピーカーでした。
ドゥーラとは、出産施設から退院した後の母親の日常生活のサポートをする専門家。(欧米で発展した職業)産後の女性のサポート(家事、炊事、上の子ケア、沐浴等の赤ちゃんのケアなど)まるっとできるプロ集団です。私も産後お世話になりすごく助かりました。家事代行と違うのは、産後の女性の体調をよくわかってくれるところ。料理(とてもおいしい)、掃除のみならず育児や話相手になってくれてとてもオススメです。1時間3000円くらいですが、お住まいの自治体によっては利用補助がでます。
ー②リハビリ期

”しっかりと休んだら、今度は”受ける”ケアではなく、必要なのはリハビリ。産前産後で落ちた筋力や体力をしっかりと回復することが重要。また、筋力とともに重視すべき”メンタル”ケア。特に初めて出産した方は、生活のすべてが赤ちゃん中心になって、今までの生活とのギャップに悩まれる方が多い。”自分の時間”、”自分と向き合う時間”がとても大切。”とのこと。
こちらのパートのスピーカーはNPO法人マドレボニータでした。
こちらの団体は、赤ちゃんと一緒にいける、ママのための産後バランスボール教室等を行う団体です。産後、赤ちゃんがいると運動なんて決してできないのですが、この教室なら赤ちゃんと一緒に参加できるので、大丈夫。筋力・体力回復に加え、”シェアの時間”という、参加者とテーマ(夫婦関係、これからの自分の生き方等)を決めて話し合う時間があり、その時間がとても好評のようです。首都圏を中心に何カ所かお教室があるようで、このイベントの後に私も何回か参加しました。とってもオススメの産後のエクササイズ(習い事)です。体のケアだけでなく心(内面)のサポートもあります。地域にママ友が出来るキッカケになりますよ!
ー③復職準備期

休養とリハビリが終わったら、復職を考えている方はしっかりと頭を”仕事モード”に切り替える時期。例として、主催のサービスグラントが主催するママボノについて紹介しました。
育休中の女性が仕事復帰に向けたウォーミングアップと同時に社会貢献活動を行える場、それが「ママボノ」。「ママボノ」で行うのは、「プロボノ」と呼ばれるボランティアプログラムです。社会的な問題の解決やニーズに応えるために活動するNPOなどに対し、お金ではなく、仕事のスキルや経験を活かして支援していきます。再び仕事を始めるにあたり、子育てと仕事の両立に不安を抱えるママ、仕事の感覚を取り戻せるか心配なママ、この貴重な時間を使い、今しかできない経験で自分の幅を広げたいと思っているママ。「ママボノ」にはそんな人たちが参加しています。
個人的にはこのママボノが気になりました。今後のキャリアを考える中で、今の会社でできる仕事の領域と全く別のこともやってみたいと思っていたからです。(ママボノで行うプロジェクトは、事業計画立案/マーケティング調査/マニュアル制作/広告物制作と幅広くクライアントによって毎年仕事内容が変わります)また、出産して育休を取得しつつ、ワーママを続けるという意思を持った仲間が集うのでは、という期待もあります。そういう横のつながりはとても貴重ですよね。1dayプログラムもあるので、がっつりプロジェクトにかかわるとかは難しいかもしれないけど、チャレンジしてみたいな、と思いました。
今後のキャリアについて久々に考えてみた
正直、今は「あーもう一生働きたくない、子どもかわいすぎ」と「じっとしているの無理。早く働きたい」を繰り返しているような状況なのですが、いろいろな方の話を聞いて
・今後どういった働き方をしたいか
・子どもにどんな母親の姿を見せたいか
・そのために今できることは何か
ちょっと真面目に考えてみようと思いました。
総じて、良いイベントでした!無料です。
いろんなママたちと話せて、とても刺激になりました。
いろんなママたちと話せて、とても刺激になりました。産後の女性の体調やメンタルについては、本当に多くの方に知って頂きたい内容です。
自分も改めて良い勉強になりました。